読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

medical praxis - web版 医学ノート - 国家試験対策

学問の上で大いに忌むべきは、したり止めたりである。したり止めたりであれば、ついに成就することはない。

スポンサードリンク

血液学 2 血液疾患の検査

スポンサードリンク

→ 血液学 目次

Chapter 2 血液疾患の検査

2.1 血液検査

各種血液検査

  • MCV = Hct/RBC
    大球性・小球性の指標
  • MCH = Hb/RBC
    高色素性・低色素性の指標
  • MCHC = Hb/Hct
  • 網赤血球数の検査
    骨髄での赤血球産生能の指標となる。
  • ハプトグロビン
    遊離ヘモグロビンを吸着し、肝臓へ運ぶ。ゆえにハプトグロビン数は溶血性貧血の指標となる。
  • Coombs 試験
    自己免疫性溶血性貧血の指標。
  • Ham 試験 発作性夜間ヘモグロビン尿症 PNH の鑑別試験。

2.1.1 赤血球指数

典拠:標準臨床検査医学 2 版 [63, p.31] ,
典拠:医学生・研修医のための血液病学 [45, p.13]

平均赤血球容積 mean corpuscular volume, MCV

赤血球一個の平均容積である。

 {
MCV = \frac{Hct × 10}{RBC}
}

平均赤血球ヘモグロビン mean corpuscular hemoglobin, MCH

高色素性・低色素性の指標となる。

 {
MCH = \frac{Hb}{RBC}
}

平均赤血球ヘモグロビン濃度 mean corpuscular hemoglobin concentration, MCHC

基準値は 31~35 であり、30 以下のときを低色素性という。

 {
MCHC(g/dl) = \frac{Hb}{Hct} × 100
}

平均赤血球容積 mean corpuscular volume, MCV

典拠:Clinical Diagnosis Management Laboratory Methods. 20ed [21, p.93,p.485]

概念

赤血球一個の平均容積である。

 {
MCV = \frac{Hct × 10}{RBC}
}

この値から貧血が次のように分類される。

  • 小球性低色素性貧血
    MCV が 80 以下。ヘモグロビン合成障害に起因する貧血である。ほとんどが鉄欠乏性貧血であり、血清フェリチンが低値であれば鉄欠乏性貧血と診断される。
    • 鉄欠乏性貧血
    • サラセミア
    • 鉄芽球性貧血
    • 二次性貧血
  • 正球性正色素性貧血
    MCV が 80 以上で 100 以下。
    • 溶血性貧血
    • 骨髄低形成
      • 再生不良性貧血
      • MDS
    • 二次性貧血
  • 大球性貧血
    MCV が 100 以上。多くの場合、網赤血球の増加に起因する。
    • 巨赤芽球性貧血

平均赤血球ヘモグロビン mean corpuscular hemoglobin, MCH

典拠: 検査のポイント [46, p.111]

概念

高色素性・低色素性の指標となる。基準値は 26~32[pg] である。

 {
MCH = \frac{Hb}{RBC}
}

↑ トップページ → 血液学 目次